

今日から5日間、デイリーサンキュ!を担当します
写真家兼業農家の小池菜摘です。
どうぞよろしくお願いいたします。
はじめまして!の方がほとんどですので、少しだけ自己紹介をさせてください。

最寄り駅です。うちから徒歩30分くらい。
駅の周りは田んぼや自然。ぐるりと青い山脈に囲まれているけれど人もそれなりにたくさん住んでいる、ほどほどの田舎。
大都会名古屋まで1時間ちょっとで行けます。
大阪府出身、現在は夫の実家である岐阜県中津川市で自営業+アルバイト+こそだてという生活をしている31歳です。
自営業は写真家(カメラマン)×兼業農家。
・自分で作品を作って販売する事でお金を得る「写真家」
・仕事として写真を撮ることでお金を得る「カメラマン」
・それから夫が農家の長男だったので手伝って農作業をして、販売して、お金を得る「兼業農家」
の3本柱です。
アルバイトは地域づくりを担うNPO法人(特定非営利活動法人)で週に3日働いています。
家族は同い年の夫と、1歳3ヶ月になるムスメがひとり。あとうさぎがいます。
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さて、今回は『ライフプランニングのはじめかた』ということで連載させていただくわけですが…
実は今の生活をはじめるまで、私は"金融"一色な生活を送っていました。
大学は経済学部で金融ファイナンス理論を学んだあと、証券会社に就職しバリバリの金融ウーマン。
東日本大震災をきっかけに仕事を辞めましたがそのあともファイナンシャルプランナー(FP)事務所で働いたり。
"生活に役立つ金融の知識はもう充分"となって離れましたが、、
・FPの資格を持っていること
・お金が大好きすぎること(笑
・こそだてしながらお金を稼いでいること
などもあって、日常お金やライフプランニングのことについて講演させていただく機会が少なからずあり、是非サンキュ!の読者の方にもお話できたらな、と思ったのです。
ライフプランニングは文字通り「ライフ」を「プラン」すること。
あなたにとってしあわせな生活を計画するのです。
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というわけで第1回は『①人生設計のススメ』という内容をお話しします。
みなさんライフプランニング、と聞くとどんなことを思い浮かべるでしょう?
一般的なのは

こんな表を作って、お金の出入りを中心に計画しましょう、というものではないでしょうか。
実はこれ、
ものすんごいつくるのめんどくさいです。
さらっと大体の数字を入れる事は簡単にできるのですが
実際に役に立つ形でつくるのはものすごくめんどくさい。
なぜなら
・将来の収入なんてわからん
・将来の支出なんてわからん
・なんなら今どれくらい何に支出してるかもわからん
・この先何人こどもがうまれるかなんてわからん
・こどもにいくらかかるかなんてわからん
と…
人生はわからないことだらけだからです。
一般的にはこうですよ〜というネットの情報を鵜呑みにすると自分のライフプランに適うものではないことも多く、、
もし本当に役に立つ形でライフプラン表を作る(=見える化する)をやろうとするならば、自分の人生設計に照らし合わせた試算をしなくてはいけないのです。
もしお金に余裕があれば、プロのファイナンシャルプランナーに依頼して作ってもらうのが一番楽です。
費用は大体5万円前後でしょうか。
面談して現状確認・将来の希望を話した上で、収入(給与明細、源泉徴収票、確定申告書など)と支出状況(月単位の家計簿)を提出すれば、作ってもらえます。
作ってはもらえるのですがあくまでもそれは「試算」なので、状況が変われば都度見直しをしなくてはいけません。
そういったケースは「FP顧問契約」という形で、年間5〜10万+αを支払う必要があります。
…なんか難しくなって来ましたね? 笑
でも考えてみて下さい。
人生はお金が全てでしょうか。
豊かな暮らしはお金がないと営めないものでしょうか。
しあわせになるのにお金はたくさんないとダメでしょうか。
私はお金が大好きですが(笑)、それはちょっと違うんじゃないかなと思います。
あくまでもお金は
理想の人生を送るため
に必要なモノの中のひとつの要素に過ぎないはずです。
理想の人生は人それぞれ。本当に必要なモノも人それぞれ。
価値観ひとつひとつで全部違うはずです。人だったり愛だったり資産だったり名誉だったり世界平和だったり。
そこで私が今日オススメしたいのは人生設計。つまり
あなたはどんな人生にしたいですか?
具体的には、自分と家族(利害関係者)が
・どんな毎日を送り
・どんな夢を叶え
・最期はどんな風に死ぬのか
思い描いてみませんか?ということです。
え、死ぬところまでかよ、と思うかもしれないのですが
考えておくと色々計画しやすいので、ざっくりとで良いから考えておくのがオススメです。
みんな平等にいつか絶対死ぬ日が来るので。笑
(ちなみに私はやりたいことを勘案した結果60歳までは生きていたいなあと思っていて、それに則して計画しています)

◆人生設計のススメ
具体的なつくりかたにやっと、入りますよ。(前置き長www)
その方法は
今の年齢が最初で、死んでもいいなと思える年齢が最後の年表をつくるイメージです。
私の場合は現状こんな感じ。
60歳で死んでも良い、と言いながらそのあとの線が長いですね笑
実はそのあと好き勝手に旅したりして好き勝手に生きて、最終的に後世に必要だと思った以外の全てのお金を使いきって死にたいという目論みがあるので、こうなってます。
…という風に本当に個性が出ると思いますので、こう書かなきゃいけないってことは全然ないのですよ。笑
ステップとしては
STEP01: 5歳刻みか10歳刻みかのざっくりとした目標を書く
STEP02: その間に何をしておきたいかをなんとなく書く
STEP03: 書いているうちに浮かんできた「大切にしたい事」を右上にメモる
以上!
ポイントは
・自分の名前をしっかり書いておくこと。
→どうにもこういうことをしていると、「こんなこと思って良いのかな…」とか「私には無理だ…」とかなりがちなんですが、あくまでも自分の目標であって計画であって、やらなければならないことではないのです。だからこの年表は自分の妄想であり自分の人生の計画ですよ、という"自分事としての責任"を感じるために、名前を書きます。これは、わたしだけのわたしのことなんだぞ、と。
・次の夢を叶えるために必要な準備も意識すること。
→たとえば「40歳には年収1,000万になりたい!」という夢があったとして、いきなりじゃあその年齢になったら1,000万円降ってくるわけではないですよね?そこに辿り着くまでに500万になり…資格を取って…転職して…800万になり…これでは達成出来ないからと副業をはじめ…とか。必ず考えて行動して準備する期間が必要です。それも計画に入れておくこと。
・その時々で大切にしたい事を常に意識すること。
→たいせつにしたいこと、ってみなさんそれぞれあるはずです。子どものそばにいることが今は一番大事、とか。離婚しないことが一番大事、とか。私の場合は「経済的合理性を厳守すること」と「私は写真で人の役に立てるぞ」っていう思考が今は一番たいせつにしたいことになってます。自分と自分の約束です。それだけは絶対だ!っていうルールのようなものです。それを決めておく、言語化しておくと、アクシデントがあっても折れにくかったり、立ち直りが早くなったりするのでオススメです。
こうやってつくった自分の人生設計を基に、
それを叶えるためにはどうしたらいいのか?
お金がいくらあればいいのか?(だからいくら貯めておかないといけないのか?)
家族にどんな協力をしてほしいのか?
どんな人と出会っておきたいのか?どんなスキルを身につけておかなきゃいけないのか?
いろんな価値観でもって必要なことを、細かく考えることで妄想は現実になります。
願うだけでは絶対に絶対に叶いません。
行動していないのだもの。
だからまずは紙に書いて。
できればパートナーや家族、巻き込みたいひとたちに共有して。
夢に責任をもって計画を立て、行動していればまあ、余程大それた大きすぎる夢以外は叶います。
あなたの「やりたい!」をカタチにする人生設計。
是非やってみてくださいね。
次回は②整理整頓のススメ、です◎

