口コミサンキュ!です。
今日からDaiyサンキュ!もいつものように、注目のブロガーの方に特別なテーマで執筆していただく予定でしたが、急きょ変更いたします。
今日から連載するDailyサンキュ!は、すでに「なち」さんが執筆し、公開していたものです。
すでにお読みになった方も多いと思いますが、より多くの方に読んでほしいという思いで、なちさんにご相談させていただいたうえで、Dailyサンキュ!に掲載させていただきます。
そのため、公開時期と執筆時期にズレがあることはご了承ください。
こんばんは。
熊本より更新します。
みなさまご存知の通り、
熊本で大地震が起きました。
14日の1回目の地震から始まり、
毎日大きな揺れが続いています。
それも数分単位で。
特に夜中に。
連日テレビでも放映されている、
「益城町」という場所。
ここは私の住んでいる熊本市の
すぐ隣にあり、祖父宅もある、
私にとってはとても身近な場所です。
今の家に引っ越す前、
新婚の頃すんでいた町でもあります。
私が住んでいる熊本市内も、
停電、断水状態。
固定してあった冷蔵庫が
飛び出してくるほどの衝撃がありました。
あまりに余震回数が多いため、
家にいようか外に避難しようか
とても迷います。
今はとりあえず自宅が無事なので、
近所の方と情報交換をしながら
この場所にとどまっています。
夜は家の中は危険なので、
家の前の駐車場に
シートを敷いて寝ている状態です。
寒いです。怖いです。
一睡もできません。
食べ物も底をつきつつあります。
震度5、6の地震が当たり前のように
狭い間隔で起きています。
子供たちにも大人にも
だいぶ疲労が見え始めました。
何より頻発する余震。
恐怖心で疲れは増幅するばかりです。
特に夜は停電のため真っ暗闇。
みんなで不安な夜を過ごしています。
幸い、今は少し電気が回復したので、
迷いましたがブログを更新することにしました。
現場に住んでいる者として、
生の声をお届けする意義があると
思ったからです。
「益城町」にほど近い、
親族が住んでいる周辺です。
今はこういう状態です。
家は全壊、半壊。
建物の壁や柱が、
まるで折り畳み式かのように
パタパタと倒れています。
家の中はガラス、食器の破片は散乱し、
足のふみどころがありません。
家の形が残っていても、
家の中には入れない。
そういう状態です。
正直、死を覚悟せざるを得ないくらいの
強い地震が続いています。
前も先も見えず、
後に見えるのは崩れていく町。
体も心も負けそうになります。
でもそんな中、SNSやLINEなどを通し、
みなさまの暖かい応援に
どれほど救われているかわかりません。
ラジオから流れてくる励ましの声。
ご近所さんとの声の掛け合い。
とてもひどい状況の中でも、
人のあたたかさ、日本の良さを
感じられずにはいられません。
この熊本は自然が美しく、
私が31年間生まれ育った場所。
本当はどこも崩れてほしくないんです。
誰にもいなくなってほしくないんです。
守りたいんです。
でも無力な私達。
暗闇に包まれながら、
頭は悲しい思いでいっぱいです。。
でも。
でも。
それでも。
こんなにひどい状況にあっても、
必ず夜は明けるんですね。
怯えながら一夜を過ごした後、
だんだん明けてくる明るい
朝焼けにどれほど救われたか。
地震が嘘のような穏やかな朝でした。
しかし今からは熊本地方は
雨風が強い予報。
私の地域も雨が降り出しました。
長い一日、長い夜ですが、
気持ちを強く持って、
子供たちを守りたいと思います。
周りの方と励ましあい、
生き抜こうと思います。
よく言われることですが、
いつもと同じ生活がすごせる
有難み。
形あるものは壊れてしまいました。
でも人がいる限り、ここから
やり直すことはできるんだなって
今は祈りにもにた気持ちでいます。
命があって幸せ、
家族がいてくれて幸せ。
今日みなさんの隣にいる方は
どんな方ですか?^^
ぜひぜひ、みなさまの大切な方との
時間をじっくり味わってください。
そんな熊本からの願いを込めつつ、
このあたりで終わらせていただきます。
私は無事ですので、
また落ち着いたら更新します。
読んでいただき、ありがとうございました。